COLUMN

護謨、ゴム、Gomma、Gummi、Rubber。

2021/11/26

こんにちは、buntaro ®です。

新入社員の浪速っ子がまた今回のコラムを担当させていただきます。

 

ごむごむごんまぐみらばー。

なにかおまじないのようですが、これはタイトルを音読した際の発音で、これらは全て同じものを表しています。

 

そう、「ゴム」です(当たり前)。

私達buntaro ®が創り出すAIR rubbuer®や、日々の生活の中であらゆるところに活用されている「ゴム」。

今回はその歴史を振り返っておさらいしたいと思います。

 

大昔、ゴムは中米地方に生息するゴムの木から流れ出た樹液が固まるのを、現地の人々が器にしたり、ボールとして遊びに使ったりしていたそうです。それをあのコロンブスさんが1490年代に西洋に持ち帰ったのが文明との出会いだそうですが、当時はただの珍しい物でしかなく、誰も利用方法を思いつかずに200年以上放置されることになります。

「いよ~、くにがみえたぞ~!」

 

時は経ち1770年。当時イギリスでは紙に書いた鉛筆の線を消すのにパンを使用していましたが、プリーストリーという人が「これ、ゴムでこすったらいけるやん?」ということを発見しました。これが今の「消しゴム」の始まりで、その「rub out」(こすり取る)の意味から英語圏でゴムは「rubber:ラバー」(こするもの)という名前で呼ばれるようになりました。

 

 

 

また1823年にはイギリスのマッキントッシュさんが世界初のゴム引き布を発明し、レインコートや乗馬用のコートとして注目を集めたりしました。

 

その後1839年、アメリカにてグッドイヤーさんがゴムの弾性を高め、劇的に使いやすくする方法を、なんと寝ぼけてたまたま(諸説有り)発見した事により、世界中で「ゴムって使えるよね。」とだんだんゴムの工業的価値が上がっていきました。一時は「黒いゴールド」と呼ばれるほどに!

 

さらに1886年ドイツのベンツさんがガソリン自動車を発明し、1887年イギリスのダンロップさんが空気入りタイヤを発明したことで急激に需要が伸び(ゴムだけに)、ゴム工業は大きく発展することになったそうです。

 

では日本のゴムの始まりはというと、1885年、港町として栄えていた神戸市に「日本護謨製造所」が設立されたのが我が国最初のゴム工場の一つとされています。1909年にはダンロップが日本初のタイヤ工場を長田に設立。神戸を中心に日本のゴム工業は広がりを見せていきました。まさに神戸は日本のゴムの本場といえる街なのです!

 

それから現在に至るまで、ゴムは世界中で様々な研究が進められ、いろいろな特徴を持ったゴムが次々に生み出されて、今の私達の生活を支えてくれています…。

 

 

以上、本当にざっくりと駆け足にゴムの歴史を振り返ってみました。聞き覚えのある名前ばかり出てきましたね!

そして私達buntaro®も日本のゴムの本場であるここ神戸から、ゴムの歴史の最先端にある製品を、皆様にお届けできるようにと、日々頑張っております!